ホームインスペクション [ 診断内容と目安の費用 ]
ホームインスペクションで診断する内容は、外部及び内部の目視検査を基本としています。(1次検査と位置付ける非破壊検査です)目視の他、触診や打診、機器を使用した調査が主体となります。
主な診断部位は大きく分けて下記の5部位です。
- 外部(基礎、外壁、屋根、軒裏、樋、外部金物、バルコニー等)の状態
- 内部(壁、床、天井、階段、サッシ、建具)の状態
- 床下(基礎の内部、床土台組、束等)の状態
- 小屋裏・天井裏(小屋組、屋根下地の野地板、小屋束、金物等)の状態
- 設備(給水・給湯・排水・換気・火災報知器等)の状態
上記各部位の写真撮影をします。(劣化のある部分や良好な部分を撮影)
注意点として下記ご了解下さいませ。
- 床下及び天井裏は点検口があればそちらから覗き込んでの目視です。
(点検口がない場合はその項目は除外となります) - 調査当日、電気・水道・ガスが閉栓の場合は項目除外となります。
- 状況により確認できない箇所・範囲がある場合があります。
- 当インスペクションは耐震性や省エネ性を診断するものではありません。
(また建築基準法に適合しているかなどの判定をするものでもありません。)
ホームインスペクションの基本料金は(延床面積100㎡まで)100,000円(税別)です。
この金額には床下潜入と小屋裏潜入調査が含まれます。
※100㎡を超える場合、10㎡につき3,000円(税別)の加算となります。
※インスペクション費用以外に交通費が必要です。
床下潜入
※床下面積が50㎡を超える場合は25㎡毎に15,000(税別)円の加算となります。
小屋裏潜入
※小屋裏面積が50㎡を超える場合は25㎡毎に10,000(税別)円の加算となります。
お問合せ頂ければ正確な金額をお知らせ致します。(床下調査、小屋裏調査単独でのご依頼は別途お見積り致します。)
ホームインスペクションに含まれない耐震診断も行っています。費用は基本50,000円(税別)ですが、こちらの費用は物件所在行政にて補助金制度もありますのでお問合せ下さい。
これらの金額は、『中古住宅ホームインスペクション』『自宅一戸建ホームインスペクション』『新築一戸建ホームインスペクション及び内覧会』を対象としています。
『新築工事チェック』や『水漏れ雨漏り調査』は内容によって金額が異なりますので お問合せ頂ければお見積りさせて頂きます。
ホームインスペクションサービス一覧
縦組ホームインスペクションの調査時間は約6時間です。
全国及び海外どこでも対応致します。
- 不具合欠陥調査
- 中古住宅ホームインスペクション(住宅診断)
- 自宅一戸建ホームインスペクション(点検住宅診断)
- 新築一戸建てホームインスペクション(住宅診断)及び内覧会立会
- 新築工事チェック
- 耐震診断
- 水漏れ雨漏り調査
中古住宅ホームインスペクション
- 中古一戸建て住宅を購入検討されている方 (売却を検討されている方を含む)
- 現在お住まいのご自宅一戸建て住宅の点検をご希望の方
- 購入予定や契約後の未完成一戸建て住宅のチェックご希望の方
- 購入予定完成済み新築一戸建ての調査ご希望の方
を対象としたインスペクションサービス(建物調査)です。数多くの現場を経験したプロの目線で住宅の現状を把握し、劣化の状態や不具合箇所の診断を行います。
主なチェック項目
中古住宅一戸建てにおける実際のホームインスペクションの診断箇所をご紹介したいと思います。
まず外部の診断箇所は、基礎のひび割れや著しい欠損・鉄筋の露出、外壁(モルタル壁、サイディング壁)のひび割れ・欠損や浮き・チョーキング 、シーリング材のひび割れやブリード現象、屋根のひび割れ・欠損・変色やコケの発生・ずれ・錆び、雨樋の破損・変色、軒裏の剥がれ・雨漏り 、バルコニー防水層の破断・手すりのぐらつき、サッシ廻りの隙間、面格子のぐらつき、シャッター・雨戸・網戸の動作不良、外部階段の欠損や腐食等を順次診断します。
屋根や外壁は双眼鏡を用いて診断します。手が届くものについては、目視、触診、打診、計測を中心とした診断を行います。
続いて室内の診断箇所です。壁や柱及び梁のうち屋内に面する部分、壁面の仕上げの剥れ・カビ・割れ・傾き、床の割れ・剥れ・染み・著しい磨耗・傾き、天井壁紙等の剥れ・亀裂・カビ、階段の著しい沈み・きしみ・踏み面の傾き、建具(室内ドア等)の動作不良・反り・変形等を中心に診断します。室内も基本目視診断で、触診・計測も合わせて行います。
室内が終わると屋根裏及び天井裏の診断です。小屋組及び各階間の天井裏の構造部材や接合部の割れ・金物の緩み・雨漏り・設備水漏れ・小動物による糞尿・錆・換気ダクトの接続不良・木材含有水分率、火災や蟻害等の跡を確認します。小屋裏や天井裏は基本的に天井点検口から覗き込んでの目視、触診となります。オプショナルで潜入する場合は全体的なチェックが可能です。
室内最後に行うのが床下調査になります。こちらも基本的には点検口から覗き込んでの調査となりますが、オプショナルで潜入する場合は全体的なチェックが可能です。
主な調査項目は、土台及び床組の部材や接合部の割れ・腐朽・錆・含水率、内部基礎のひび割れや破断・鉄筋の露出が伴う欠損、ベタ基礎の耐圧盤又は土間の土のひび割れ・防湿処置・著しい隙間等・、束の緩み・浮き・腐食、雨漏りや漏水の跡、蟻害等の跡です。基本目視ですが、束や金物は触診しひび割れや含水率は計測します。床下の状態でその家の状態が分かると言われるほど大切な部位になります。
診断最後の項目は設備です。主な診断内容は、水回りの給水量不足・排水漏水・封水の状態、水道メーター確認による敷地内水漏れチェック、換気設備の動作不良、トイレの著しい給水量不足・給水や排水の漏水、給湯機器や電気温水器からの漏水・製造年、敷地内汚水桝や雨水桝の著しい堆積物・内部の劣化による隙間、火災報知器設置(居室・階段室等)などです。診断当日に通水や通電の状態で診断できない場合がありますがその場合は診断項目除外となります。床下潜入調査のオプション依頼がある場合は有効的に 給排水のチェックが可能です。